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2005年8月 9日 (火)

背徳者~第四話 渦巻く悪意・前編~

あらすじ

光の騎士を目指すスティル...修練の内容に疲れきった彼が見たものは、幼き日に憧れた人物の咆哮だった

...

「貴様ら…コイツがお前らに何か迷惑をかけたのか!」

怒りをあらわにしたルエリ

私は幾つもの疑問が頭をよぎった

この女性との関係は?

何故、ドッペルゲンガーとやらが現れるDへ?

考えたらキリが無かった

目の前にルエリが居る それだけは何とか認識できた

「コレが・・・領主様のドッペルゲンガー……」

一人の候補生が言う

どうやら・・・彼らは女神の見せた映像を見たことが無いらしい

見た所で、あの領主と似ている事には変わりが無かった

「ドッペルゲンガーだって? 同じ格好をしてるお前たちに言われる筋合いは無いな」

ドッペルゲンガーと言われたルエリは見たままの事を率直に言い放った

そういえば・・・何故皆同じ格好なのだろう? と、私も思ってしまった

その時私は確信した。今の社会と候補生…個性の無い時代になったもんだ と

そんな事を考えていた…

「貴様…領主様の皮を被った悪魔め!」

かなり怖気づいた構えをする偉そうな物言いの候補生

その物言いに士気が上がったのか、もう一人も構えながらこう言った

「そ、そうだ・・・貴様を倒せば候補生から脱出できるんだ!」

皆、候補生からの脱出を望んでいた

だからこそ、ドッペルゲンガーであろうが、何であろうが倒したかったのであろう

「ふざけるな! 魔族だから…育ちが違うだけでお前らは切り捨てるのか!!」

今まで何も言わずに黙っていたルエリ...

だが、今までの発言に頭にきたようだ

殺意のあまり、周りの空気が冷えていく...気がしていた

「くっ...」

「こ・・この力は一体!?」

「ドッペルゲンガー......コレほどの力を持っているのか」

para2 なんか・・・私には付いていけない会話の流れだった

相手がルエリ と言う事よりも、何の罪の無い女性を事故であったが自分の武器で傷付けてしまった...

そんな思いがあったため、私は戦う気が無かった

「おいっスティル! お前もなんか言ってやれ」

そんな時だった...

この偉そうな物言いの候補生は、最悪のタイミングで私に何かを言えと言うのだ

「私には戦う意思は無い 修練だろうが何だろうが、女性に手は出したくないのでね」

格好を付けてしまった

ああでも言わないと候補生たちは納得しないと思ったからだ

「ちっ まぁ良い、4対1...一気に畳み掛けるぞ!」

「「「おーーー!!!」」」

一気に駆け出す候補生達

取り囲むようにして攻撃をする

だが、その行動に統一性は無く素人目で見ても簡単に避けられる攻撃だった

「お前等…好き勝手言いやがって、血も涙も無いのか!」

統一性の無い攻撃をかわしながら、カウンターを決めるルエリ

昔に見たあの映像と変わりが無い強さだった

勝負は1分と立たずに終わった

「おい、其処のお前」

息を全く乱さずにルエリは言った

「俺はこいつを助けに来ただけだ...魔族とはいえ、看病してもらった例があるからな

 こいつらを連れて帰れ...そして、二度とコイツに関るな」

ルエリの顔は悲しかった

どう表現したら良いか判らないが、凄く悲しい顔をしていた

私はルエリとの約束を守ると...

「ちょっとお待ち!」

そこへ現れたのは、領主とその御付だった

「スティルよ…お前は領主様のドッペルゲンガーの言う事を聞くというのか…

 だが、そんな事をしなくても良い。奴を今から葬るからな!」

領主の御付は、なにやら魔法を唱えた

早口で…今まで聴いたことが無い詠唱だった

だが、倒れていた候補生が復活をしたのは確かだった

「エルラス! それに・・・リアンまで!!」

その二人の姿を見たルエリは叫んだ

顔を知った人物が、自分をドッペルゲンガーとして始末しようと言う事実を感じたのであろう

「リアン...もう身体は大丈夫なのか? 随分と立派になったな」

ルエリは昔馴染みの人物に質問をしていた

だが、その言葉を聴いたリアンは逆に

「ど・・ドッペルゲンガーが馴れ馴れしい! 者どもやってしまえ!」

無情にも冷たい言葉が返ってきた…

その時のルエリの暴れっぷりは良く覚えている

当主が居る事による統一された攻撃を受けながらも、額に血と汗が混じっていたとしても…

目は怒りに輝き、その拳は悲しみに満ちている

数も増えている候補生たちの波を打ち滅ぼす…そんな時だった

「止まれ! この小娘がどうなっても良いというのか?」

倒れている女性を盾に、誇らしげに語る女性

「少々卑怯な手だが、こうなってはドッペルゲンガーと言えども身動きはとれんだろ?」

「くっ…卑怯だぞエルラス! 昔は……昔はこんな方法を取る奴じゃなかっただろ!」

どうやら・・・ルエリはあの女性の事を知っているらしい

逆に、エルラスの方は知らない…あくまでドッペルゲンガーと相手をしているらしい

「ドッペルゲンガーの動きが止まったぞ! 今だ、やっておしまい!!」

一斉に振り下ろされる刃...

歯を食いしばるルエリ...

ただ見ることしか出来ないスティル...

絶望...

例えるならば、今の現状は絶望そのものだった

思わず私は、この現実から目をそむける為に目をつぶってしまった...

これから起こるであろう惨劇を見たくないが故に…

To be continued...

...

今回は前編と分けてみました

正直、恥ずかしい書き方ですからね

この書き物が終わったら…また無駄なマビ内の出来事や、リアルで何をやったか とかを書くんでしょうね…

さて、恥ずかしいからマビノギに逃げます

良いファンタジーライフを~

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