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2005年8月30日 (火)

背徳者~第八話 鋼鉄の処女~

あらすじ

光の騎士を目指すスティル...巨大な熊と変態さんとの勝負には勝ったが、プライスを逃がしてしまう…今度こそはとプライスを探すスティルであった

...

久しぶりのティルコネイルだった・・・

ステッペンと出会ったあの草原も、今は狼たちがゆっくりとすごせる場所になっていた

昔は…灰色オオカミと戯れる人も多かったと言うのに…

皆都会のダンバートンへ行ってしまったというのか

そんな事をしみじみと感じながら歩いていると、麦畑があった

此処も変わらないで麦が育ってるんだな…

ガサッ

何かの音がして麦畑から出てくる人物が居た

名はケイティン 職業は親の後を継いだと思われる食料店

未だに帰ってこない母親は、きっと旅行に行っているものと思われる

「あら スティル君じゃない。久しぶりね~」

鼻に泥をつけながらケイティンは話しかけてきた

こんなに頑張って動いてるのに、皆からの「ふとっちょ系」は変わらないと言う…悲惨な話だ

私も久しぶりに会えて嬉しい と言った

だが、ケイティンはその言葉に不服だったらしい

「も~う…久しぶりだってのに、何時もみたいに飛び込んでくれないのね?」

どうやら・・・私がまだ3歳の時に習慣だった”飛びつく挨拶”が当然の挨拶だと思っているらしい

しかし・・・いい歳をして、その挨拶は無いと説明をした…

「じゃあ、こっちからやれば問題なしね?」

急に飛び掛ってきた

手に鎌を持っていることも忘れて…

鎌=刺さると痛い ケイティン=ぽっちゃり系なので、重そう

この二つが組み合わさった時、即死コンボが成立する

ケイティン、飛び掛る→抱きつく→勢い余って倒れる→手に持った鎌が背中に刺さる→END

やばい

そう思ったときには、身体が横へ飛んでいた

だが、その行動は新たな惨劇を生み出した

避け切れなかった腕が、私の首を直撃した

俗に言う”ラリアット”である

そのまま地面へダイブ

「いった~い 何も避ける事は無いでしょ?」

顔を地面に直撃したケイティンの顔は泥だらけであった

…と、思う

「あれ? スティル君? お~い おっきろ~」

首に致命的なダメージを受けた私は不覚にも気絶をしていたのであった

...

あぁ・・・お花畑が見えるよ……

あそこに見えるのは、昨年亡くなったと言うゴーレムの家族かな?

あ~も~ ど~でもよくなってきたよ~

「ス・・・k・・・・きて・・・・」

ん? 何かが聞こえるみたいだな~ きにしな~い きにしな~い

「こう・・・ら・・・・・・・・」

甲羅? こうらは亀にしかないんだぞ~

その後世界が真っ黒に染まった

何故だ? なんだか頭がすっとしてくる

痛っ

激しい顔面の痛みに目が覚める私

此処は…ヒーラーの家か?

「よかった~ ディリスさんでもお手上げだったから、どうなるかと思ったよ」

ほっと一安心のケイティン…

その横には、この村のヒーラーであるディリスが居た

何か苦笑いのような表情だ...

「一時はどうなるかと思いましたが…ケイティンさんは医療の幅を超えた治療が出来るので助かりました」

さり気なくひどい事を言っていると思われるディリス…

だが、ケイティンは何も知らずに「私もヒーラーになれるかな?」と聞いただけだった

それだけは勘弁してくれ・・・と思った

ありがとう と一言だけ言って何とか逃げよう試みた…

「あ・・スティル君 後でお店に来てくれない? 良い食べ物を仕入れたんだ~」

良い食べ物?

とりあえず、私は後で行く とだけ言った

ふと、ケイティンの顔を見ると満面の笑みだった…

行かなかったら、今度こそ死を覚悟する事になりそうだ...

...

そんな訳で、ヒーラーの家を出たが…プライスは辺りに居そうな気配はなさそうだった

私は村長に確認のためにプライスが来たかと尋ねた

「おぉ・・スティルじゃないか エリンには馴染めてる様じゃの~」

相変わらずのまったりペースな村長

そんな村長に一つの質問をした

プライスと言う行商人を見たか?と・・・

「おぉ・・・行商人か…なんだったかの~ さっきまで居た気がするんじけどの~」

村長…まだボケるには早い年齢ではないのか?

そんな感じで、5分少々待ってみた

「あぁ・・・思い出したぞ アルビDの方へ歩いていったようじゃぞ」

アルビD…あの方面にはシドスネッターへの道もあるからな…

私は村長に礼を言い、その場を立ち去った

目指すはアルビD方面…

トレボーに話を聞けば簡単だ

そう思った瞬間だった

トレボーと怪しげに話してる人物…

そう、噂のプライスだった

私は走った

今度こそ、あの光の騎士と思われる人物について聞くんだと思った

「くっ・・・またしても特捜刑事が邪魔をしに来たのか…」

そういえば・・・そんな事をノリで言った気がする…

少しだけ自分の言葉を後悔した瞬間であった

「特捜刑事だって!? ままままってくれ・・・・俺はまだ女装セットを買おうだなんて・・・みみ微塵にもおおお思ってないぞ!」

(自称)自警官だけあって、素直に本音が出た…

やはり女性物を購入している事を知っていて、トレボーに話しかけたんだな…

此処は、ノリに乗って決め台詞を言おうとか考えた…

「特捜刑事! 今日と言う今日は私の邪魔をする最後だ!」

考えたのだが、相手は既に戦闘体制のようだった...

しかも、その直後には何やらトレボーに耳打ちをしていた

「な・・なんだって! それは本当か!!? なら・・・俺も微力ながら手伝うぞ」

話は読めた

私を倒せたら、女装セットを提供する こんな所だろう

相手がやる気のようなので、私も仕方なくナイフを身構える事にした

「フッ この(自称)自警官を相手にそんなオモチャで戦おうなんて、百年早いな!」

ナイフを見て、かなり強気なご様子…

相手の武器を見ると、トレボーがロングソード…プライスはハリセン…

ハリセンだって!?

・・・ハリセンを出されては激戦を覚悟しなくてはいけないと思った

「なぁ・・・ハリセンで戦おうと思ってるのか? 幾らなんでも弱くないか?」

何も知らずに話すトレボー

だが、アレは最高級の紙で折られたハリセン…

言わば”プレミアムハリセン”

あのハリセンでしばかれると、どえらいリアクションをしなくてはいけないと言う…

作成者自ら友人を叩いたら、一躍有名コンビになったと言うほどの威力だ

「このハリセンを使う出番は無いと思うが…確実にしとめないといけないのでね」

不敵に笑うプライス

その目には、芸人魂が宿っていた

「とりあえず・・・行くぞ!トレボー 奴をしばき倒すんだ!!」

「あ・・・あぁ、やってやるぞ!」

と、二人掛りで突っ込んできた

二人の走りには無駄が無く、一直線に私へ向かっていた

二人掛りでは辛い…しかし、どうにかなるはずだ

そう思った途端である

「「痛っ」」

ぶつかった

あまりにも私を一直線に向かう事で周りに居るものを忘れていたようだ

互いに頭を押さえる二人

「な・・なぁ 挟み撃ちにしないか?」

提案をするプライス

「わ・・判った それならこんな状況にはならないな」

提案を受け入れるトレボー

だが、挟み撃ちをする って話を聞いて黙ってみている私ではなかった

あまりにも無防備な二人…

そんな中で私が二人にした攻撃...それはただ一つ!

両足滝沢キ・・・・じゃなかった、ドロップキック一閃

顔面を見事に捕らえ、ゴロゴロと転がっていく二人

「「ふ・・・不意打ちとは卑怯だぞっ!!」」

私は、その言葉を聞いて思った

二人掛りも十分に卑怯じゃないか? と・・・

「と・・ともかく、今言ったとおりに実行するぞ」

作戦係が板についてきたプライス

その顔は、もう芸人の顔ではなかった

「あぁ・・・アイツに目に物を見せてやるぞ」

こっちはコッチで悪人ヅラが似合いそうな人物になってきた

あぁ・・・成長の瞬間、美しい友情だな とか思っていた

が、その思う瞬間が甘かった

「甘いな…敵を前に思い出に浸るなんて…」

既にプライスが後ろに居た

今の一瞬で此処まで動けるとは・・・・実は陸上の選手だったのでは? と思わせるのだった

「この位置なら…もう頭をぶつける事は無い!」

強気になったトレボー…

今度こそ一直線に私へ駆けてきた

下から突き上げるような薙ぎ…スマッシュを準備しているようだった

一方の後では、高らかに飛ぶプライス・・・・

この技は・・・・見た事が無いな

まるでファイ○ルファン○ジーに出てくる”ジャンプ”に似ていた

成る程・・・私がトレボーの剣を受けている最中に上からの襲撃をかけるつもりらしい

あの高さから想定するに…同時攻撃だな

ピンチだ・・・

やばいぞ・・・・・・

幾らトレボーを倒しても、不屈の闘志だけは一級品のトレボー・・・奴は何度でもこの連携を使える

考えたなプライス

「ぬぅおぉぉぉ!! ピーーーーやピーーーを貰うんだぁぁ!」

恥ずかしい言葉をわめきながら迫るトレボー

「覚悟しろ 特捜刑事! コレで貴様の命運も尽きたなぁ!」

なんだか…幹部級の台詞を言うプライス

何なんだ・・・

さしずめ私は、この窮地をどう抜けるか期待される主人公?

いや、真の主役のためにやられる仮面ライダー2号な役目?

そんな時であった

迫り来るトレボー…太陽を背に地上へと落ちるプライス

その弱点を発見したのである

横だ…

判りやすいように図を表すと、こうだ

プライス○→ 私 ←○トレボー

この状態なら、横へ逃げるのが一番効果的だと悟ったのである

だが、そんな考えをしているうちにトレボーが剣を振りかざしてきた

「もらったぁぁっ!」

交わる二つの刃...

くっ・・・流石に力はあるようだ

ナイフで受けるのが必死だった...

「HAHAHA~ 特捜刑事もコレで THE・ENDネー!」

エセ外国人口調でプライスが振ってきた

スパーン!

最高の素材で出来たハリセンが良い音を立てる

私の身体は血反吐を吐き、何処かの山へめり込むまで転がった

...はずであった

しかし、転がっていったのはトレボー...

「うわああああぁぁぁ!」

見るも無残に転がっていた

どうやら・・・トレボーと私の身長の差を考えていなかったらしく、私の頭へ攻撃が届く前に奴に当たったらしい

「あちゃ~ やってしもたわ テヘ♪」

誤魔化すように笑うプライス

私は彼の持つハリセンを奪い、こう言った

あんたとは、も~やってられへんわ

スパンッ

良い音を立てながらトレボーと同じ方向へ転がるプライス

「HAHAHA~ 君も良い芸人になれるかもな!」

そして、二人は仲良くアルビDの近くの岩場に張り付くのであった

...

その3分後である

「つぅ・・・・ハッ!私は今まで何をしていたのだ?」

プライスが突然謎の言葉を発したのだ

「君は・・・スティル君だったね? どうだい…フィアードDで何か見れたかい?」

突然の豹変

まるで人が変わったかのように話し方が変わったプライス

「いや~・・・なんか良い夢を見ていた気がするけど…何か知ってるかい?」

どうやら・・・彼は寝ていた? らしい

危ないぞプライス…夢遊病はやめておくれ

「いたた・・・やるなスティル だが、俺はまだ戦えるぞ!」

闘志満々で起き上がるトレボー

行商人以上に気絶しているとは・・・流石、自称自警官だ

と、思った途端である

「トレボー…君の素顔ってそんな感じだったのか」

異変に気付いたプライスが言った

言ってしまった…

気付かぬフリを決め込んでいたが、言ってしまった

次回!! 秘められてたトレボーの素顔 

君は、トレボーの全てを知る事になる・・・・

第八話 終?

...

こんばんわ 長々と書いた かもしれないスティルです

ところで、奥さん 聞いてくださいよ

今日、某KFCへ行ったんですよKFC

そして、何時もどおり言われてきたものを頼んだまでは良かったんです

だが、計算では足りると思って追加した注文…

しかし、やってしまいました・・・・

予算オーバー

自分の財布を持っていけばよかった 一番に思った瞬間でした

店員さん「合計で2509円になります」

ステ「ハッ!手持ちのお金は2500… すみません、足りないので取ってきます」

...

はぁ・・・

9円に泣きました

話のネタにはなりますが、本当に恥ずかしかったです

もう・・・自分の財布無しではお使いにいけないと思うスティルでした

そんなこんなで、明日も更新できると良いなぁ と思いながら終了です

皆さんも予算オーバーには気をつけましょう

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コメント

たまたま、キーワード【リダイア】で探索していたら
見つけたので、足跡を。

自分はプライス好きなので、
似非外人だったり芸人だったりするところに
笑いました(^^

次回作も、がんばってくださいね!
ではでは。

投稿: まりーのイェッタ | 2005年9月 3日 (土) 09時49分

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